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Channel: 記者インタビュー – IWJ Independent Web Journal
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【岩上安身不在の穴を埋めるべくスタッフたちが起つ!ピンチヒッター企画 第6弾!】メイウェザー選手とハンデだらけのエキシビジョンマッチに挑む那須川天心選手に新米記者中村尚貴が突撃取材!

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 11月5日に行われたRIZINの記者会見は、格闘技ファンをあっと驚かせました。大晦日に行われる「RIZIN.14」において、ボクシング5階級制覇の元世界チャンピオンであり、50戦50勝無敗のレジェンド、フロイド・メイウェザー・Jrが「日本キック史上最高傑作」と称される「神童」那須川天心選手と対戦するからと発表した。

 那須川選手とメイウェザー選手は階級が4階級も違い、ボクシングルールの試合となれば、那須川選手は圧倒的に不利。キックは一部でも認められるのか?なぜなら那須川天心選手はボクシングの試合は1試合も経験したことがなく、試合とスパーリング(練習)では天と地の差がある。

 この試合のあり方については、注目を集め、議論を巻き起こしたが、メイウェザー選手が突然、SNSインスタグラム上で一方的なキャンセル宣言。その後榊原実行委員長が「ミスアンダスタンディングがあったが、話し合って修正した」との事で一転して開催されることになった。

 2018年12月18日、那須川天心選手の所属する、千葉県松戸市のTEPPEN GYMで公開練習と記者会見が行われ、岩上安身に質問を託されたIWJスタッフの中村尚貴記者が突撃取材を敢行した。

 前日ロスアンゼルスから帰国したばかりの那須川選手は、ロスで2週間みっちりボクシングのトレーニングを重ねてきたというだけあって、動きにはキレがあり、相当練習を積んできたことをうかがわせた。

 公開練習後に行われた記者会見で那須川選手は、米国で親日家のホルヘ・リナレス選手とスパーリングを数多くこなしたと語り、「メイウェザー選手の得意なL字ガード対策、ステップ、パンチの硬さを学び、非常に中身の濃い2週間で、劇的に変わったような感覚が自分にはあります」と述べた。

 その上でメイウェザーとの試合について、「楽しみにしています。せっかく拳一つで世界を変えるチャンスをいただいたので、しっかり勝ちにいって、皆様の期待に応えたいです」と抱負を語った。

 12月7日にロスのメイウェザーボクシングクラブで行われた両選手の共同記者会見では、メイウェザー選手が「俺のルールで戦うのは当たり前」、「真剣勝負ではないし、興奮もしていない」などと、まるでトランプ米大統領のように上から目線で傲慢な言葉を連発したことも記憶に新しい。

 那須川選手は中村記者の「メイウェザー選手は真剣に勝ちにきているために、わざと挑発的な振る舞いをしているのではないか。カッとなって攻めた時に彼のカウンターに気をつける必要があるのではないか」との質問にも冷静に、「自分は決して、挑発にのることなく集中に集中を重ねて、対応する」と力強く答えた。

 また、中村記者がメイウェザー選手との体重差についての対策を質問すると、那須川選手は「世界最強の選手ではあるけれど、パンチをもらわなければ問題ありません」と、一蹴した。

 公開練習でミット打ちのパートナーを務めた元東洋太平洋ジュニアフェザー級王座でボクシング・フィットネスジム「GLOVES」を経営する葛西裕一氏は、記者会見後の囲み取材で、キックの那須川選手がボクシングのルールで体重差のあるメイウェザー選手と対戦することについて、「ボクシング界では甘いんじゃないかと言われているが、この試合は天心にとって決して恥ずかしくない試合になると思う」と語った。

 さらに那須川選手について、「動体視力が抜群にいい」と評価し、「キナ臭いことや危険を察知する能力が人より長けている」と述べた。その上で、「メイウェザーのパンチをもらわないことが前提ですが」と前置きし、「なんとかパンチを当てること。そうすればメイウェザーもあわてるから面白い」と期待を口にした。


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